Contents
- プロローグ
- 第一章 貧乏な家に生まれて
- 第二章 「ひきこもり」だったあの頃
- 第三章 長いトンネル
- 第四章 起業前夜
- 第五章 ペパボ黎明期
- 第六章 成功、そして未来へ
- エピローグ
- 新装版にあたって
僕という人間は何が好きで、何が嫌いなのか。考えてみると自分でもよく分かっていなかった。何が良くて、何を悪いと思うのか。どんな過去を経て、これからどこへ行こうと思うのか…。
淡々と描かれているけど、心情や想いがとても伝わったのに対し、苦労があまり表現していなかったように思う。きっと相当努力してきたはずなのに、あっさりとそこに視点がないかのように表現されていた。 最後の方に「逃げることは、決して悪いことじゃない」と繰り返しでてくるが、それは選択することだと思う。逃げないことを選んでいないということなだけ。 家入さんのような人生は送れないけれど、佐々木俊尚さんの解説文でもあるように、「いろんな生き方」を生きていけそうな気にさせてくれた。ハッピーに暮らせる場所があるはずだ。前に進まなくたって、逃げたって、生きてさえいれば、きっといつか、そんな場所にたどり着く。逃げることは、決して悪いことじゃない。