フィリピンへ留学したことはもうずいぶん前のことになるのですが、ライフログとして残しておこうと思って書き留めることにしました。
僕の場合はセブへたった1ヶ月しか滞在しなかったのですが、それでも貴重な期間だったことを忘れないためにも。最低でも3ヶ月行くのが当然だったし6ヶ月でも全然いい。要領悪いわたくしなので・・;
なぜ留学することにしたかというと、英語を話せるようになりたかったからです。なぜ話せるようになりたいかっていうと、仕事の幅が広がると思ったから。すごい単純ですが。
Webデザイナーをしてて思うことは、プログラミング言語は英語で書かれてて、それが世界共通だっていうこと、それなら英語を扱うことができたら、世界中から仕事を受けることができる!と思ったわけです。すごい単純ですね。
あと、ただ単に英語に惹かれる部分があっただけなのも確か。違う国の人と言葉を使って意思が通じるのって簡素だけど嬉しい!
というわけで、留学をしようとしたわけなのですが、フィリピンではいろんなことがありました。短い期間だっただけにあっという間に過ぎて行きました。
もくじ
準備
フィリピン・セブはどんなところ?
温暖気候で年中半袖・短パン・サンダルで大丈夫なラフな地域。
暖房だとかジャケットとか無縁なところが良かったですけど、逆に野外は暑すぎてモールとかカフェとかの室内は寒すぎる傾向があります。セブは観光地としても有名ですよね。
基本情報
- 通貨:1フィリピンペソ = 約2.2円(現在)
今も数年前も変わってないようです。
- 物価:安い。
30%以上安い。とくにタクシー乗りまくれます。40ペソ〜で初乗り100円未満!
※初乗り料金は2015年3月6日に40ペソ→30ペソに改定されたようです。
マッサージは基本200ペソ(400円)から!いいとこなら1,000ペソとか普通にありますが。- 言語:ビサヤ語・タガログ語・英語
普通の人(タクシーの運転手さんとかそこらの住人)はタガログ語中心。日頃過ごしてて英語が聞こえてくることはまずなかったです。
- 都市:セブ
フィリピン第二の都市と言われていて、植民地の関係かスペイン文化が残っているようです。
- 環境:都心はキレイな方かも。でも学校の周りが…
発展途上らしい舗装されていない道路やゾンビのような野犬がいます。ここでは狂犬病は過去の話ではないらしいです。
また水道の水は飲めないので、度々飲み水を購入しないといけないです。ま、安いので全然買えます。歯磨きには普通に利用してましたが、案の定下痢になってました・・;あ、学校にウォーターサーバーなるものがあったかも。
停電はよくありました。
エージェント〜留学までの手順
この「留学ドットコム」を利用しました。
池袋店のエージェントを利用したのですが、評価は、まぁ、可もなく不可もなくって感じでしょうかね。
聞かれたのはこんな感じ。
- 名前/性別/生年月日/日本の住所/電話番号
- 入学される学校名:
- 学生寮の部屋人数:
- 滞在希望期間(週数で):
- お申し込みコース:
- 滞在開始日(日曜日):
で、それから、実際に現地へ出発するまでに、こんな感じで手順が続いて行きます。
- 学校へ申込書の提出
- ご請求書をお客様に送付
- ご請求書の確認&間違いが無いかチェック
- お支払い手続き
- 航空券の購入とビザ手続き
- フライト情報を学校に連絡(学生寮の滞在期間の確定)
- 最終案内として領収書の送付
- 海外旅行保険の加入手続き
- 荷造り
- 出発
海外保険
海外旅行保険の加入手続きはこちらのサイトのを登録しました。
一番安いプランだったかな。病気とかしないし、まず何か壊さないと思って。案の定、何もなく帰って来れました。
キャッシュカード
とりあえず、海外でも引き落としが可能な新生銀行のカードを作りました。
セブに着いて、学校側がオリエンテーションしてくれるんですが、両替の仕方とかお金の引き落としの仕方とか教えてくれて、その時、みんなお金を引き出したりしてたのですが、なぜか下ろせず焦りました。。引き落としができるように設定するのを忘れてて、現地で日本へ電話してもらって設定を解除してもらったことを覚えてます。そんな設定しなくても下ろせるようにしてほしいものですよね。たしか「引き出し限度額」の変更です。新生銀行の人は出発前に設定しておきましょう。
ATMではPLUSまたはCIRRUSマークがカードについてたら大体引き出せます。
今思えばクレジットカード使っても良かったのになーと思ってます。
持っていった方がいい物
- SIMフリーのスマホ
これは絶対お勧めします。現地で携帯買ってた人もいましたよ。
- 電子辞書
ネットが使えないので、これは必要かも。
スマホのアプリでもネットを使わないで使える辞書もいいかもですね。
こんなのとかかな。
じしょ君 – 国語・英和 和英辞典 & 英語翻訳
英語-日本語 クイック辞書- 英語の本
たかだか数ヶ月なので、そんなに数はいらないと思うのですが、数冊単語とか文法とか持って行った方がいいです。モールにも本屋はあるけど、日本語の英語の本ってなるとほぼないでしょうし。
- 筆記用具・ノート
もちろん現地でも購入できますが、質がイマイチなので、滞在期間分くらいは持っていてもいいと思います。
- 折りたたみ傘
急に雨降ったりするので、さっと出せるものなら。
- 羽織るもの
外は暑いけど、建物内はエアコンの効きすぎで寒い時があるので冷え性の人とか特に。
年中暑いのになぜかモールには冬服が売ってあったような…
留学費用
- 保険:¥7,300
- 航空券:¥40,000
- 学費:¥230,000
- 諸々:¥10,000
空港ピックアップ費だとかビザの費用とかかかります。 - 現地の消費金額:¥100,000
合計:およそ40万円いかないくらいでしょうか…なんか結構思ったより高いんですね・・;
僕の場合はこれで1ヶ月だったので、3ヶ月くらいになるともっとかかるだろうけど、単純に3倍するって感じじゃない気がします。ま、目安として。
現地
学校
僕はCIA(Cebu International Academy)という学校を選びました。当時は評判が良かったと思う。。実際行ってみると、汚いしボロしってあまりいい印象はないです。ロケーションはMandaueという辺鄙な地にあったことも印象が悪い一因。Jセンターモールが近くにあるとはいえ、それが以外何もない。
もしセブに行くなら、Cebu I.T. ParkかMetro Ayala Centerモールの近くにするべきだと思います。タクシーってピューっと行けるんですけどね〜。
もちろん、校内は母国語禁止です。毎日ある小テストにある一定の点数が満たなかったら減点されていって、外出禁止になったり最悪、卒業証書ってやつがもらえなくなったり。たしか門限とかもあったな〜。
学校生活
僕は1ヶ月だけだった(言い訳)に加え、セミスパルタのコースで、毎日朝のテストから始まり、夜18:00(計9コマ)まで授業だったので、自分の印象としては詰め込みすぎました。自分にあった学校を選ぶべきでした。なんでも無理すりゃ覚えるだろうと思ってたのが間違いの始まりで。。
うまくやれる人は現地に行ってもすぐ感覚をつかめるんだろうけど、ある程度、日本で英語は勉強していくべきだと思う。フィリピンの学校はマンツーマンが主流のようですが、そうなってくると先生と個室で1対1なので必然的に会話することになるし、すごい量の英語を聞くことになります。最初は何言ってるか本当にわかんないから、しかたなくゲームとか歌を歌ったりになっちゃうんです。それはそれで大切なんだけど、絶対もったいない(本当に聞き取れない場合はね..)。なので、文法や単語、ある程度、聞き取れるくらいの勉強はしておいた方が断然いいです。喋る練習はフィリピンでやる感じで。
寮生活
毎日夜遅くまで勉強、そして朝早くから授業が始まります。なので、ほんと寝に帰るだけって感じなのですが、僕の場合はルームメイトも全然害のない静かな韓国人の人だったので、何も問題ありませんでした。でもすごい日本語がうまくて度々日本語で喋ってたのが大問題だったのかもしれません。。
食事は朝昼晩学食が出るんですが、ほぼ韓国の料理。韓国資本だから仕方ないのだけど。とは言っても味付けが微妙な日本食もでましたけどね。
ちなみに、どこ行っても韓国人いっぱいいます。あそこでもそこでもあの国でも。でもみんな優しくて面白い人ばっかでよかったですよ〜。ほんと。同じ目標があるからなのか、勝手が分かりすぎないからなのか、必死でコミュニケーションします。外国の方とはね。
友達
いやでもできます、日本人ですが。やっぱり固まるんですよね日本人コミュニティ。
でも基本、みんなオープンマインドな感じなので、知らない人でもハロー!とか言って喋ってます。周りがそんな感じだからか自分も他の人も..って感じで広がってましたね。
休みの日
繰り返しになりますが1ヶ月しかいなかった、からなのか、土日は必ずみんなと外出してました。
もう英語の勉強とかそっちのけな感じでした。今思えば部屋で勉強してても良かった。
ボホールとか現地の怪しいストリートとか行ったのですが、路上で売られてる動物たちにはびっくりしましたね。あんな蛇とか誰が買うんだか..
映画館で映画見るのはオススメです!なにせ160ペソという破格の安さでした。映画館は異様に寒いので上着を忘れずに。
治安
危険っちゃ危険ですが、全然安全です笑。
日本人留学生を対象とした「イカサマトランプ賭博詐欺」事件などが発生しているって聞いてましたが、そういう面では全然大丈夫でした。とりあえず、話しかけられても無視して相手にしなければいいだけのこと。みんな休みの日とか普通に朝まで遊んでたりしてましたしね。
ネット環境
これはもう最悪と言っていい。特に学校内に設置されたWifiなんてどんなサイトでも見れません。だけど、モール内にあるカフェとかならまだ通じます、かろうじて。 でもカフェが閉店したあとでもネットを使わなきゃいけないことがあったので、現地でポケットWifiを購入しました。当時はSIMフリーのスマホも持っていなかったので。5000ペソくらいだったかな↑(たかぁ..)。通信速度が最速で40kbpsくらい出てたような。
ホテルにも滞在していたのですが、そこのWifiもあまり使ってませんでした。時間帯によって差がありすぎるから使いづらいかったです。
滞在の延長
セブの滞在を延長しようと思ってた時期がありました。1ヶ月なんて短過ぎますね。
その際「オトナ留学MBA」という、生徒が日本人しかいないというなんとも大胆な学校。に変えることを検討していました。
寮(ホテル)が普通に日本レベルでキレイ。安宿のような寮とは全然違う。価格もほぼ同じだったような。
ここの生徒だと「Ajito」というコアワーキングオフィスが使いたい放題だし。Webデザイナーだったら繋がりができるかもしれない。
結局、長期留学するなら、もっと可能性がありそうな北米かどっかにしようと思っていたのもあり、延長しなかったんですが、この学校のことを知ってたらはじめからここを選んでましたね。
帰って来て…
もっと勉強したいと思えたことが一番大きかったです。
当時はあまり身につかなかったわけだけど、フィリピンは自分には合わないと分かったので、さらなる地を見つけて、ちゃんとした英語圏に行って勉強しようと決心できました。
自分的にはフィリピンは合わなかったのですが、最近よくフィリピン留学していた人と話す機会があって、その人たちの話を聞くと、結構評判がいいんです。やっぱ人それぞれなんですね〜。って僕が珍しいんだと思いますが笑。戻りたいって人だっていましたよ。
ということで、あまり英語力は伸びてませんでした。一ヶ月で少しは伸びるかなー?とか思ってましたが、ほんと少しです。6ヶ月フィリピン、もう6ヶ月をカナダで留学してる人だっているのに。期間とやる気が今ひとつでした。
まとめ
結構酷評してますが、なんだかんだ行ってよかったです笑
それは次に繋がった、次何かしたい!とやる気になったからで、お金に余裕があって、ある程度お年を召してらっしゃればもっと他の英語圏の国をオススメします。
あと、結構痩せましたwダイエットしたい人にはいいかも。
- 迷ってるなら行くべし
- まずは英語の基礎を固めてから
- フィリピンではスピーキング!