book:「エンジニアとしての生き方」 中島 聡

book:「エンジニアとしての生き方」 中島 聡
マイクロソフトでWindows98やIE4.0などの開発に携わっていた中島聡(なかじまさとし)さんの「自分の活躍すべき場所をみつけるべきだ」と伝えている書籍。 痛いくらい正論が次から次へと出てくる。というか痛い。僕には痛い。 主に、これはエンジニアになりたい大学生や若いエンジニアに向けた本なんだろうけど、こんなにも焦らされた本は知らない。 全員じゃないにしろ、エンジニアたちが本に書いてある通りに目指しているのかと思ったらがゾッとした。自分自身に。なにしろ自分の立ち位置が定まらないのだから。 まぁ僕はエンジニアじゃないんだけど。 WebクリエイターでもWebディレクターでも起業家でも読む価値はある気がする。 この本をいいなぁと思うところは、こうすればいいと提示して、それで終わらず、例えばコレとかアレとかの例をいくつか上げてくれるところ。自分で考えない世代としてはありがたい。

Contents

  • 第一章 “世界を舞台に働いてみないか?”
  • 第二章 日本のエンジニアは大丈夫か?
  • 第三章 勝てば官僚、負ければガラパゴス
  • 第四章 自分を変えて自由になろう
  • 第五章 エンジニアとして世界で成功する

第一章 “世界を舞台に働いてみないか?”

「失われた20年」、ピンチかチャンスかは自分しだい。 こんな時代だからこそ、自分のやりたいこと・目指すところを明確に定めたうえで、それに向けたキャリアパスを考えながら、職場を選び、自分への投資を積み重ねて行く必要がある。 現在の日本の景気低迷の原因がどこにあるかを理解し、自分なりの「立ち位置」を定めて次の行動に結びつけることが大切である。

どこにどんな人材がいて、どの企業の経営陣がしっかりとしたビジョンを思っているかを常に把握しておく。 グローバル人材市場において価値のある人材になるためには何を学べばいいのか、どんな仕事を経験すればいいのか、どんな人的ネットワークを築けばいいのかを常に意識し続けて自分のキャリアパスを作っていく必要がある。

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